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お知らせ 2017年7月

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染について

既にニュースでご存知の方も多いと思いますが、マダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)について、厚生労働省からの注意喚起が出されました。
詳細は日本獣医師会HP(http://nichiju.lin.gr.jp/)をご覧いただきたいと思いますが、要約すると以下のようになります。

①マダニに刺されることで、人も動物もSFTSという病気にかかる可能性があります。
②SFTSウイルスに感染した人や動物から、人へ感染する可能性があります(ただし、犬猫からの感染はごくまれなケースと思われます。)。

動物病院からの注意としては、以下の2点を特にご注意ください。
①外にお散歩に行く動物は、マダニの予防を徹底すること。
②弱った野生動物(野良猫を含む)をむやみに触らない事。


特にマダニはSFTSだけでなく、日本紅斑熱やライム病、動物ではバベシア症など、色々な病気を媒介することがよく知られています。
マダニは屋内にいるダニとは違う種類で、草むらなどに生息し、近くを通った動物に取り付いて吸血します。吸血することで、体が数倍に膨れ上がり、数日かけて十分に吸血した後で、地面に落ちて卵を産みます。大きくなったマダニを、イボができたと勘違いされる方も多いです。

マダニ対策としては、月に一回背中につけたり、飲ませたりするタイプの薬が主流です。(全く付かなくするわけではありませんが、付いてもすぐにマダニが死んでしまうという薬です。)
ココニイル動物病院では、いくつかのタイプの薬をご用意していますので、やってないという方は一度ご相談下さい。

これからの時期、特にワンちゃんと一緒にお出かけする方も多いと思いますが、動物たち、また自分自身やご家族のために、できる予防はしっかりとやっておきましょう。


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