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ブログ 雑記 3ページ目

春になれば

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どじょっこだのふなっこだのも騒ぎ出す季節ですが、奴らも動き出します。

ノミです。

ノミは最低気温が13℃以上であることと、湿度が一定以上あることで発育します。
まだまだ寒い日はありますが、これから暖かい日が続くと徐々に増えてきます。

「室内飼いだから大丈夫?」

ノミは数十cmもジャンプすることができる、とても行動範囲の広い虫です。
完全室内飼いの猫さんでもいつの間にかノミがついていた、という話は去年だけでも2件ありました(実際の感染経路は不明ですが)。

「ついてから治療すればいい?」

ノミは動物に取り付いて吸血してから、48時間以内に卵を産み始めます。(1日20~50個も!)
なので、家の中の子にノミが見つかったら、すでにカーペットやベッドに卵を産んでいる可能性があります。

また、ノミはおなかの寄生虫を媒介することも知られています。
昔は「黒死病」と呼ばれ、高い致死率で恐れられていたペストも、ネズミにつくノミが媒介する病気でした。
今の日本ではペストの心配までは必要ありませんが。


ノミの予防は、月に1回背中に薬をたらすスポット製剤や、飲み薬が出ています。
ついてしまうと大変なので、しっかり予防を心掛けましょうね。

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只今、換羽真っ最中

もうすぐ3月。温かい日があったと思ったら急に雪が降ったりと、来るべき春に先立ち、まさしく三寒四温の今日この頃ですね。

そんな中、うちの文鳥のビーちゃんは換羽真っ最中。
イワトビペンギンかと言わんばかりに頭の羽毛が逆立っています(笑)
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さてこの換羽期、鳥にとっては一大イベントなのです。

この時期はどんどん新しい羽毛を産生するために、より多くの栄養素が動員されます。
鳥では代謝率が30%増加し、必要な摂取タンパク量が倍になるとも言われています。

このことが体にとっては大きなストレスとなり、免疫力の低下などを引き起こして体調を崩す一つの要因となるのです。
実際この頃に一時的に元気がなくなり、水っぽい便を出すようになったり、吐き気を催す子がいます。

換羽が終われば体調も戻る子も多いですが、重大な病気の引き金になることも多い時期です。

この時期は保温や安静に心がけ、具合が悪そうな子はそれ以上こじらせないよう、早めの診察・治療をお勧めします。

勉強会

ココニイル動物病院では、院内スタッフ向けの勉強会を定期的に行っています。

グループ内3病院(アリーズ動物病院・動物病院うみとそら・ココニイル動物病院)のスタッフが勤務終了後に集まり、最新情報の共有や、外部セミナーで学んできたことをみんなにアップデートします。

昨日も業務終了後、勉強会が開催されました。
テーマは救急対応について。

いざ死に直面した動物が来た時にどうすればいいのか、どう動けばいいのか。内容的に少し難しい部分まで踏み込んだものになりましたが、獣医師はもちろん、サポートに入る看護士さんたちも夜遅くまで熱心に耳を傾けていました。

皆さん、お疲れ様でした。

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癒しのペットホテル

12月に入り、皆さん何かとお忙しくなる時期だと思います。
ココニイル動物病院もだんだんと忙しくなってきました。病院が繁盛するというのも複雑なところではあるのですが、嬉しいのはホテルの子が増えたことでしょうか。

スタッフはもちろんみんな動物好きなので、病院に動物がいるというだけでとても癒されています。
中にはなかなか心を開いてくれない子(特に猫)もいるのですが、そういう子に限って数日たつとぶにゃんぶにゃんと甘えてくるようになったりして、そのツンデレ具合がまたたまらなかったりします。

ちなみにホテルのお問合せで、わんちゃんがケージに入りっぱなしなのかというお問合せを多く頂きます。
スタッフの目の届く間は、院内を仕切ってある程度自由にしてもらっています。(他の子と折り合いがつかない子や、避妊去勢をしていない子は難しい場合もありますが。)
夜は安全のためにもケージに入っていただいていますので、ご了承下さい。

さて、年末年始はペットホテルご利用の方も多くなります。
お預かりできる頭数にも限りがありますので、ホテルのご利用を検討されている方は、早めの確認・ご予約をお願いします。

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天高く、馬肥ゆる秋


     

すっかり秋本番といった今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
先日ホームページが本格的に稼働し、少しずつホームページを見て来て下さる方も増えてきました。
少しずつ更新していきますので、今後ともよろしくお願いします。

さて、「天高く馬肥ゆる秋」といいますが、皆さんのおうちの子たちはどうですか?

人と同じで、動物にとっても肥満は万病の元。
犬猫は飼い主さんの意識も大分しっかりしてきたのか、明らかな肥満体形という子は減ってきているようにも思います。
ですが、肥満は犬猫だけではありません。

まめ大福のようにまん丸なハムスターや、お肉が邪魔で丸まりきれないハリネズミ、胸の谷間ができるほど脂肪のついたフクロモモンガ、栄養満点で毎日産卵するセキセイインコなど。
こちらも見ててクスっと笑ってしまうのですが、大抵それどころじゃなくなります。

エキゾチックアニマルは特に「何をどれだけ食べればいいか」がわかっていないことも多く、太らせてしまいがちです。
また、他の子と比べる機会もなかなかないので、飼い主さんによっては太っていることに気づかないこともあります。

おうちのハムスターにヒマワリの種食べ放題に上げていませんか?
市販のフードを食べないからといって、果物や野菜ばかり上げていませんか?

人もちょっと油断してしまう時期。
自分の事がよぎった時に、おうちの動物たちのことも少し見返してあげてみて下さいね。

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