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いよいよ桜の季節ですね!
先日中野通りから四季の森公園まで散歩してきました。中野通りは残念ながらまだ満開とは行きませんでしたが、週末の桜まつりに向けて着々と準備が進められていました。みなさん盛り上がってますね!

さて、桜といえば、「コザクラインコ」と「桜文鳥」が、その名を冠しています。
日本の桜にはどっちかというと文鳥かな?という偏見から、今回は桜文鳥のお話です。(元々は東南アジアの鳥ですが)

桜文鳥は、体の羽毛にぽつぽつ白い斑点がついているのが特徴です。この模様を桜の花びらに見立てて「桜文鳥」。何とも粋な、日本人らしい名前ですね。

そもそも文鳥の野生色は黒・白・グレーの3色で、桜模様は入っていません。本来は輸入された野生の文鳥を「並文鳥」と呼びます。
しかし最近では、繁殖の子でも桜模様のない子たちを「並文鳥」と呼ぶこともあるようです。(ノーマル文鳥とも言います)

さて、「並文鳥」が日本に輸入されて繁殖させていく間に、突然変異の真っ白な「白文鳥」が生まれました。愛知県弥冨村の繁殖場で生まれたカラーだそうです。今は台湾系の「白文鳥」もいて、繁殖の時に子供のカラーリングが弥冨系とは変わってくるとのことでした。
因みに白文鳥は英語で「Japanese Rice Bird」とも呼ぶそうです。

この「白文鳥」と野生色の「並文鳥」を掛け合わせてできたのが、「桜文鳥」になります。おそらく文鳥で一番一般的なカラーではないでしょうか?
白模様の面積により「パイド」と分類される場合もあり、模様のバリエーションが豊かで個性的なカラーともいえますね。

それから、色素が全体的に薄めの2品種があります。体色が全体に薄グレーの「シルバー文鳥」と、セピア色の「シナモン文鳥」。
この2品種はメラニン色素が少ない種類なので、紫外線にやや弱いと言われています。

他にもアゲイト、クリーム、イノ、アルビノ、ブルーなどのカラーも生まれているようです。

興味がある人は、カラーとその由来も調べてみると面白いかもしれません。

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謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

今年はいよいよ平成が終わり、新しい元号になります。時代の移り変わりを否が応でも感じずにはいられません。
最近の調査では、猫の飼育頭数が犬を上回ったとも言われていますし、エキゾチックアニマルではハリネズミの人気が著しく、来院数も非常に多くなっています。

こういった時代の変化とともに、求められる獣医療技術も変化していきます。そういったニーズにしっかり応えられるよう、また一年頑張っていこうと思います。

また今年一年、ココニイル動物病院をよろしくお願いするとともに、皆様と動物さん達のご多幸をお祈り申し上げます。

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残暑お見舞い申し上げます。

8月も終盤になり、日によっては秋の雰囲気が見え隠れするようになってきました。気象庁によると、9月半ばには気温が平年並みに戻る予報とのこと。やっと終わりも見えてきたようで、少しほっとしています。



今年の夏の暑さは本当に厳しいですね。その分、皆さん暑さにはかなり気を使っているようで、当院では熱中症のお話はほとんど聞かずにすんでいます。
来院される方も、首にクールマフラーをまいたり、ケージの中に保冷剤を入れていたり、暑さ対策をしっかりして頂いている印象があります。

一方で「お散歩に行かないから太ってしまった」というケースをよく見る気がします。まあ、今年ばかりはしょうがないかなとは思いますが、できれば食事量を制限するなどして、対策してあげて下さいね。特に短頭種のワンちゃんは、この時期の肥満は命に直結します。

この酷暑もあともう一息、力を合わせて乗り切りましょう!


症例発表

新年度が始まり、ばたばたと忙しい日が続いている方も多いと思います。

さて、先月の話になりますが、当院の中西先生が、エキゾチックペット研究会にて症例発表を行いました。

ハリネズミの神経疾患については名前だけは先行しているものの、良く分かっていないことが多く、検査や治療も難しいものとされてきました。今回の発表では、従来言われてきたものとはまた違った可能性を、提案出来たのではないかと思います。

ハリネズミに限らずエキゾチックアニマルは、解明されていないことが多いため、こういった機会を増やしていく事で、明日の獣医療に貢献できればと考えています。

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新年度が始まりました!

陽気もすっかり春らしくなり、いよいよ新年度が始まりましたね。

春は出会いと別れの季節。
当院でも、今まで主に水曜日の診療を担当していた芝﨑が退職した一方、新しく獣医師・動物看護師の仲間が複数名加わりました!

ワンちゃんたちの予防シーズンも始まり、少しの間病院内がバタバタするかもしれませんので、来院の際にはお時間に余裕を持っていらっしゃいますよう、よろしくお願いします。

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暖かくなり、虫たちも活動を始めています。外にお散歩に行かれる方は、ノミ・マダニの予防を忘れずに始めて下さいね。
狂犬病・フィラリア検査も始まっています。ゴールデンウイーク辺りから、病院の混雑が予想されますので、ご来院予定の方はお早めにお願いします!

猫バンバン

今日は2月22日、にゃんにゃんにゃんの日ですね!
もうすぐ3月、街中の梅の花も咲き始めているというのに、東京は朝からみぞれが降るという厳しい寒さ。
こんな日には猫もコタツから出てきませんね。

さて、そんな猫の日にこんなニュースが出ていました。

猫バンバンは大事>猫が車に入り込むトラブル、1月に19件の救援依頼が発生 車内で猫が出産していた事案も - BIGLOBEニュース news.biglobe.ne.jp/domestic/0221/…

こんな寒い日には、家の猫さんはコタツで丸くなれますが、外猫たちはそうはいきません。
そんなときに手軽に暖を取れるのが・・・車です。

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「猫バンバン」、数年前から言われているこのプロジェクト、聞いたことがある人も多いと思います。
暖かさを求めて、猫たちは車の下、タイヤの上、挙句の果てにはボンネットの中にまで侵入してしまうことがあります。
ドライバーがこれに気づかずにエンジンをかけてしまうと・・・エンジン内のベルトやタイヤに巻き込まれて大惨事を招きかねません。

実際に、当院にもそのせいで骨折したと思われる子猫さんが運ばれてきたこともあります。

車に乗る前にボンネットを軽く叩くこと、これが「猫バンバン」のやり方です。(やり過ぎは、かえって猫たちが恐怖で固まって出てこなくなっちゃうのでNG)
http://www2.nissan.co.jp/SOCIAL/CAMP/NEKOBANBAN/

寒い日が続く今年の冬、少しの心がけで不幸な事故を減らせる「猫バンバン」、知らなかったという人は、是非心がけてみて下さい。


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エンジンルームの中、さてどこに猫がいるかわかりますか・・・?


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