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動物別症例集

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リクガメの嘴過長

リクガメの嘴過長 外貌

リクガメさんの嘴過長

リクガメさん達は、僕らで言う歯の代わりに「嘴」を持っており、
ご飯を食べるときに大事な役割を担っています。

ですが、
この嘴は爪や皮膚となど同じように常に新しい組織が作られており、
かみ合わせが悪かったり、病気だったりすると
伸びすぎる = 過長する ことがあります。


嘴過長になる原因として、
ご飯の中の蛋白質が多すぎたり、繊維質が足りなかったり、ビタミンAが足りなかったり、代謝性骨疾患だったり、
肝臓の病気、栄養失調、怪我、口内炎などなどが考えられます。


多少の嘴過長であれば、特に問題なく過ごしている子もいますが、
伸びすぎることで、ご飯が食べられなくなったり、顎に挟まって苦しそうになったり
命にかかわる可能性もあります。


治療としては、
まずは嘴を切って元の形に戻してあげて、
根本的な原因をハッキリとさせた上でそちらの治療も行います。


飼育面が良く分かっておらずこのような病気になってしまう子もいるため、
もし飼育に関して不安がある方でも相談に乗らせていただきます。
嘴過長を放置せず、伸びてくるようであるならば病院へ診せてあげてください。

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